空室アパートで増える金属盗難 銅高騰の背景と備え
2026/06/26(金)

所有するアパートに空室があるとき、気になるのは家賃収入の減少だけではないかもしれません。最近、集合住宅の空き部屋を狙った水道メーターの盗難が全国で相次いでいるという報告があります。収益物件を持つオーナー様にとって、見過ごせない話題です。
水道メーターには、価値の高い銅を含む合金が使われているものが多くあります。これを金属くずとして売る目的で持ち去る手口とみられています。集合住宅では、メーターが廊下などの共用部にまとめて置かれていることが多く、複数を一度に盗まれる被害も報告されています。
とりわけ狙われやすいのが空き部屋です。入居中であればメーターを外せば水が止まったり漏れたりしてすぐ気づきますが、空室では検針の業者が訪れるまで異変に気づきにくく、発覚が遅れやすいと指摘されています。
銅の値上がりが招くリスク
背景にあるのは、銅の価格が高い水準で推移していることです。資源価格の上昇を受けて、銅を含む金属を狙った窃盗が増えていると言われています。エアコンの室外機や電線なども被害に遭っており、水道メーターもその一つです。
こうした状況を受け、2026年6月1日には金属盗対策法(盗難特定金属製物品の処分の防止等に関する法律)が全面施行されました。銅を含む金属くずの買い取り業者に、売り主の本人確認や取引記録の作成が義務づけられ、盗品の疑いがあれば警察への申告が求められます。盗品を現金化しにくくして窃盗を減らす狙いです。詳しくは警察庁の金属盗対策のページで確認できます。
空室を抱えるオーナー様が考えたいこと
岡山市や倉敷市でアパートを所有する方の中にも、空室を抱えたままにしているケースは少なくないでしょう。オートロックや防犯カメラのない物件、共用部にメーターが並ぶ物件では注意しておきたいところです。一部の自治体では使わなくなった水道メーターを無料で撤去する取り組みも始まっており、地域の水道局や管理会社に相談できるか確認してみるのも一案です。
同時に考えておきたいのが、空室が長引くこと自体の負担です。家賃が入らないだけでなく、管理の目が届きにくくなり、こうした盗難や老朽化のリスクも高まります。修繕や入居者募集にかかる手間と費用を見比べたとき、保有を続けるべきか、それとも売却して資産を組み替えるべきか。出口を意識して選択肢を整理しておくと、判断がしやすくなります。
売却という選択肢を知っておく
もし売却も視野に入れるなら、まずは今の物件にどれくらいの価値があるのかを知ることが第一歩です。不動産無料査定サービス「アパート売却王」では、かんたんな入力で自動査定ができます。すぐに売る予定がなくても、おおよその目安をつかんでおけば、空室対策と保有・売却の比較がしやすくなります。選択肢の一つとして、気になったタイミングで試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
空室は収入面だけでなく、防犯やリスク管理の面でも気を配りたいポイントです。日々の備えを進めつつ、保有と売却の両方を冷静に見比べておくことが、収益物件と長く付き合っていくうえでの安心につながります。
